研究課題/領域番号 |
18K11041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 北海道科学大学 (2020-2021) 北海道大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
武田 晴治 北海道科学大学, 薬学部, 教授 (80374726)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 低比重リポタンパク質 / 硬さ / マクロファージ / 抗酸化剤 / 糖化 / 原子間力顕微鏡 / LDL / 受容体 / 抗酸化物質 / 糖 / リポ蛋白質 / 機能性分子 |
研究成果の概要 |
LDLを糖化した場合や抗酸化剤と加温した場合、LDLの硬さが低下した。これらLDLの酸化状態とLDLの硬さについての相関は観察されなかった。また、これらのLDLをTHP-1由来のマクロファージに添加することで、どの程度の細胞がLDLを取り込むかについて検討した。その結果、糖化により取り組む割合が増加し、抗酸化剤と加温したLDLの場合は、取り込みは抗酸化剤により異なった。抗酸化剤を添加したLDLの酸化状態と細胞への取り込み量の間には弱い相関が観察され、LDLの硬さと細胞への取り込みとの間にも相関が観察された。マクロファージに取り込まれるLDLは柔らかい傾向があることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血中に存在するLDLの量だけではなく、LDLの性質も動脈硬化などの疾患の進展に関与すると考えられている。疾患進展につながる性質をもつLDLとして小型化、糖化、酸化など多く要素が報告されているが、全ての要素を一つの方法で評価する方法はない。これまで、酸化LDLの硬さについて評価してきた。今回、LDLを糖化した場合、抗酸化剤を添加した場合にLDLの硬さが変化することを明らかとした。また、これら硬さが変化したLDLは疾患の進展に関与するマクロファージに取り込まれやすい傾向があることが判明した。LDLの硬さの評価により、まだ、知られていない危険な性質をもつLDLの解明につながる可能性がある。
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