研究課題
基盤研究(C)
ヒトが主に食事から摂取するビタミンKはPKであるが、組織中に存在するビタミンKの大部分はMK-4である。我々は、これまでにPKが、小腸で側鎖が切断され中間体MDとなり、組織中でUBIAD1によってMK-4に変換され様々な生理活性を示すことを科学的に証明した。しかし、MDへの側鎖切断機構は明らかでなく「ビタミンK代謝ダイナミクス」の全容は未だ明らかでない。そこで、本研究ではビタミンKの代謝機構の理解を目指し、網羅的解析および新規ビタミンK誘導体による効果的な側鎖切断酵素の探索を行った。本研究の成果より、ビタミンKが生体内で代謝変換される意義が明らかになることが期待される。
本研究成果がもたらす意義は、学術面ではビタミンKの栄養素としての重要性を示すことができ、MK-4がホルモン様の作用を示すことから新たなビタミンK研究のパラダイムを提示することに繋がる。また、社会的にはビタミンKの代謝メカニズムを明らかにすることで、ビタミンKが関与する骨粗鬆症や脳変性疾患などの加齢性疾患の予防や新たな治療標的を提案することが可能になる。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 4件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 11件) 学会発表 (64件) (うち国際学会 23件、 招待講演 5件)
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