研究課題/領域番号 |
18K11060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
中村 恭子 近畿大学, 薬学総合研究所, 講師 (10512197)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 食後高血糖 / 食餌の形状 / GLP-1 / 食餌の性状 / 糖尿病発症 |
研究成果の概要 |
食後高血糖は食後の血糖値が一過性に急上昇する現象で、空腹時血糖値が正常または境界領域においても生じるため通常の健康診断では見逃される可能性があり、日本で糖尿病患者が増加の一途を辿っている原因の一つではないかと考えている。今までの研究で、2型糖尿病モデルマウスである ob/ob マウスの食後1時間の肝臓を解析した結果、グルカゴン様ペプチド-1 (GLP-1) シグナル系が食後高血糖の発症に関与する可能性を見出している。そこで 4週齢から8週齢の ob/ob マウスの糖尿病発症過程において、食餌の形状が血糖値にもたらす影響を解析し、さらにはその影響に GLP-1 シグナル系が関与するかを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IDF Diabetes Atlas による発表では、日本の2021年における糖尿病人口は1100万人で世界9位の糖尿病大国であるといわれている。また、厚生労働省の平成28年「国民健康・栄養調査」で、糖尿病が強く疑われる者は約1000万人と推計され平成9年以降増加していると発表されている。このように糖尿病患者数は増加の一途を辿っている中、本研究により糖尿病発症に関わる食後高血糖について、マウスの食餌の形状が食後高血糖に与える影響を明らかにすることは、日頃の食事から食後高血糖を防ぎ糖尿病発症を抑える手段の発見に繋がる可能性があり、学術的にも社会的にも意義のある研究成果になり得ると考えられる。
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