研究課題/領域番号 |
18K11072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
原 伸正 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (20284028)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | NAD+ / サーチュイン / Nampt / sirtuin / NAD+代謝 / ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ / ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ / ニコチンアミド ホスホリボシルトランスフェラーゼ / ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ / PARP-1 |
研究成果の概要 |
長寿に関わるとされるサーチュインの酵素活性に必須のNAD+ の細胞内濃度([NAD+])の制御機序解明は重要な研究課題である。様々な哺乳動物株化培養細胞および初代培養細胞において、[NAD+]は細胞の種類が異なっても比較的一定に保たれること、NAD+ 合成の律速酵素活性の高低に関わらずNAD+合成速度および[NAD+]は狭い範囲に保たれること、合成速度と分解速度はつり合うことを明らかにした。さらにこの律速酵素の発現を増加させても、NAD+ 合成速度は比例して増加せず、さらに分解速度も同程度に増加すること、結果として[NAD+]は顕著に増加しないことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢性疾患がさまざまな臓器のNAD+ レベルの減少と関連し、NAD+ レベルを増加させ、長寿に関わるとされるNAD+ 依存性脱アセチル化酵素サーチュイン(SIRT)を活性化することがこれら疾患の予防および治療に有益であると考えられている。そのため細胞内NAD+ 濃度([NAD+])制御の機序解明は重要である。本研究のNAD+ 合成と分解の緊密な連関のメカニズムの解明は、[NAD+]を増加させSIRTを活性化すること、従って加齢性疾患の予防および治療につながるものと期待される。
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