研究課題/領域番号 |
18K11083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 昭和薬科大学 |
研究代表者 |
渡辺 泰男 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (10273228)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 血清飢餓 / 活性イオウ / シスタチオニンγ-リアーゼ(CSE) / MAPキナーゼ / 細胞遊走能 / シスタチオニンγ-リアーゼ(CSE) / 活性イオウ分子 / 細胞老化 / 栄養飢餓 |
研究成果の概要 |
栄養飢餓による寿命延長には、硫化水素代謝亢進が関与するとされる。この研究では、この現象を細胞レベルで再現した系を用いて、脂肪やグリコーゲン分解に関わる分子や細菌由来の毒素の刺激によって栄養飢餓を模倣できることを見出した。また、それらの刺激によって、細胞分裂促進に関与する酵素の1つが選択的に働いていることを明らかにした。つまり、食事制限だけに頼らずに健康長寿を目指せるきっかけになるかもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「人生100年時代」を謳う我が国において、健康寿命の延長は極めて重要な課題である。本研究では、カロリー制限による個体長寿を細胞レベルで模倣した。そして、カロリー制限は、イオウ代謝効率を上げて細胞の増殖を遅く(省エネ)していることや、運動や炎症によって、イオウ代謝効率が上がることを示唆した。このことは、正常細胞の健康にとどまらず、一部の腫瘍細胞の増殖を制御できる可能性も含んでいる。
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