研究課題/領域番号 |
18K11099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小橋 基 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (80161967)
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研究分担者 |
島谷 祐一 東京都市大学, 理工学部, 准教授 (20154263)
藤田 雅子 岡山大学, 医歯薬学域, 助手 (40156881)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | オキシトシン / 胃 / 摂食 / 延髄 / 最後野 / 孤束核 / 迷走神経 / 胃弛緩 / ラット / オレキシン / GLP-1 / 上喉頭神経 / c-fos / グルカゴン様ペプチド1 / 嚥下 / 脳腸相関因子 / 視床下部 |
研究成果の概要 |
摂食抑制作用をもつオキシトシンの胃運動性に及ぼす作用を麻酔下ラットを用いて検討した。オキシトシンの第四脳室投与により胃近位部の内圧は用量依存性に上昇した。一方、胃遠位部の律動収縮は減弱した。胃近位部オキシトシン応答は両側迷走神経切除により消失した。微量注入実験により最後野および孤束核内側核が胃近位部オキシトシン応答の作用部位であることが明らかとなった。これら部位へのオキシトシン受容体の拮抗薬前投与により、第四脳室に投与したオキシトシンの作用は減弱した。さらにオレキシン1受容体拮抗薬の第四脳室前投与によりオキシトシンの胃近位部内圧上昇作用が増強された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示されたように、食欲抑制物質オキシトシンは胃近位部内圧を上昇させ、遠位部の律動収縮を減弱した。胃の収縮応答におけるこれらの特徴は、食欲抑制物質に共通していると考えられる。過去の嚥下および食欲促進物質投与の研究結果と合わせると、摂食行動の 3 つの相、すなわち、空腹、嚥下、および満腹に沿って変化する胃近位部と遠位部の運動の組み合わせパターンは動物の摂食状態を評価する重要な指標となり、摂食関連ペプチドの機能を判断する重要な指標となりうる。これら基礎的研究結果は、様々な病因で摂食障害を生じている患者の機能を改善するtherapyの開発・評価に役立つ。
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