研究課題/領域番号 |
18K11107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
永井 俊匡 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (50451844)
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研究分担者 |
朝倉 富子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (20259013)
清水 愛恵 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 助手 (30816343)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 咀嚼 / 視床下部 / 小脳 / DNAマイクロアレイ / 咀しゃく / 高齢者栄養学 |
研究成果の概要 |
咀嚼の効果は、行動・生理・生化学的な研究が進んでいる一方で、分子レベルでの研究は少ない。そこで(1) 咀嚼が血圧を下げるメカニズムの解明、(2) 咀嚼が小脳を介して運動機能与える効果の解明を、目指した。 その結果、ラットに粉末飼料と比べて固形飼料を与えると、(1) 視床下部の視床下部-下垂体-副腎軸に関連する遺伝子群の発現量や副腎皮質刺激ホルモンの分泌量が増加することを明らかにした。さらに、(2) ラット小脳の樹状突起形態形成・神経新生・長期増強に関連する遺伝子の変動を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
咀嚼の効果は、そのメカニズムに関する知見に乏しい。本研究は、網羅的な遺伝子発現解析を行うことで、現象と現象とをつなぎ合わせ、これまで見えてこなかったメカニズムの解明を図った。そして咀嚼が視床下部と小脳の神経細胞に変化を及ぼすことを、分子レベルで明らかにした。 このような基礎的な研究を積み重ねることによって、将来的に咀嚼に関連した機能性食品の開発や、スポーツ医学・栄養学または高齢者医学・栄養学への展開、新たな疾患または未病マーカーの同定などの創造につながると考えられる。
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