研究課題/領域番号 |
18K11113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
松本 均 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 教授 (00566292)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Anthocyanin / blood brain barrier / nobiletin / equol / isoflavone / Kaempferol / anthocyanin / 4-Hydroxybenzoic acid / Protocatechuic acid / Blood Brain Barrier / アントシアニン / Phloroglucinol aldehyde / 血液脳関門 / 代謝物 |
研究成果の概要 |
カシス、イチゴのアントシアニン(AC)濃縮エキスをラットに投与した。ACとその代謝物は尿中に多く検出され、血中、脳中では微量検出された。そこで血液脳関門(BBB)透過性をキットで評価した。結果、AC及びその代謝物はBBBを透過せず、Epigallocatechin, daidzein、Genistein、Equol、Nobiletinは高いBBB透過性を示した。RutinとFisetin、Resveratrol、Curcuminは低いBBB透過性を示した。この結果、ACは、BBBを透過せず、ACの脳機能改善効果は、ACが脳内で直接効果を持たず、血液循環改善などによる二次的効果と考えられた
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト臨床試験などでアントシアニン(AC)の摂取が、認知機能低下の抑制効果があることが報告されている。また、そのメカニズムとして、神経細胞培養系にACを添加して、機能性を評価するin vitro試験が報告されている。しかし、ACの血液脳関門(BBB)の透過性については評価されていなかった。そこで、食品由来のACをラットに経口摂取させ、脳中のACと代謝物量を測定し、極微量検出した。また、キットを用いて透過性を評価したが、いずれも透過しなかった。よって、脳で検出されるACは、脳血管に吸着していて、脳には到達していないと判断された。AVの認知機能改善効果は、血流改善等による二次的な効果と考えられた。
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