研究課題/領域番号 |
18K11133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 九州栄養福祉大学 (2020) 大阪府立大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
坂尻 徹也 九州栄養福祉大学, 食物栄養学部, 准教授 (40412928)
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研究分担者 |
生田 克哉 旭川医科大学, 医学部, 客員教授 (00396376)
乾 隆 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (80352912)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | トランスフェリン / セルロプラスミン / 鉄代謝 / 亜鉛 / 金属サイト結合予測 / 複合体予測 / 鉄 / 亜鉛結合セルロプラスミン / セルロプラスミンートランスフェリン結合 / 鉄代謝機構 / 亜鉛イオン |
研究成果の概要 |
申請者はセルロプラスミンからトランスフェリンへの鉄イオン移動に亜鉛イオンが必要なことを発見した。亜鉛欠乏状態になると生体内の鉄が利用しにくくなり、鉄欠乏性貧血になることが考えられる。本研究では鉄代謝経路にどのように亜鉛が関わるかについて解析するため、亜鉛結合セルロプラスミンとトランスフェリンの結合能を測定し、亜鉛セルロプラスミンの構造予測および亜鉛結合セルロプラスミンとトランフェリンの複合体構造の予測を行った。その結果、亜鉛イオンがセルロプラスミンに結合し、亜鉛イオンが静電的な結合を助けることでセルロプラスミンとトランスフェリンが結合することが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄欠乏貧血者の多くは亜鉛欠乏を併発していることが報告されている。しかしながら、鉄欠乏性貧血と亜鉛欠乏の関連性について分子レベルにおいてほとんどわかっていない。申請者らは、鉄代謝機構に亜鉛が直接関わることを発見しており、本研究の成果は、亜鉛欠乏性貧血の病因解明につながることが期待される。
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