研究課題/領域番号 |
18K11168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60010:情報学基礎論関連
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研究機関 | 名古屋大学 (2019-2021) 熊本大学 (2018) |
研究代表者 |
大舘 陽太 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (80610196)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | FPTアルゴリズム / 木構造 / 木幅 / 固定パラメータ容易アルゴリズム |
研究成果の概要 |
グラフアルゴリズム設計手法の最重要技術の一つである木分解および木幅の利用を推し進め,特殊木構造による固定パラメータ容易 (FPT) アルゴリズム高速化手法の研究を行った.主な成果の例として,以下の問題に対する特殊木構造を用いた高速FPTアルゴリズムを設計した: 部分グラフ同型性判定問題,安全集合問題,グラフ焼却問題,グランディ彩色問題,端点および長さの指定されたパス充填問題,消防士問題,独立集合遷移問題.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特殊木構造を用いて多くの重要問題のより詳細な計算量を知りたいというのがこの研究課題の動機であったが,結果として種々の問題に対する成果を得ることができ,この手法の有用性を示すことができた. 従来の手法では木幅と呼ばれる一般性の高い概念を使って問題を解決することが多かったが,それが難しい場合に対しても本課題で扱った特殊木構造を用いれば高速アルゴリズム設計が可能になる場合が分かった.これは,効率的に解ける問題の範囲を広げより詳しくとらえるために重要なステップであり,今後もこの方向での研究を進める必要がある.
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