研究課題/領域番号 |
18K11186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60020:数理情報学関連
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
佐久間 大 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 准教授 (00434027)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 待ち行列理論 / ゲーム理論 / エージェント・ベース・モデル / セキュリティシステム / 資源配分 / 資源配分問題 / 数理最適化 / エージェントベースモデル / 高利便性 / セキュリティ / システム設計 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,待ち行列システムにおいて客が利己的に行動を行うとき,客の意思決定の予測について評価を行うための数値計算アルゴリズムを開発した。その結果,システムが想定する理想的な解からのずれを定量的に見積もることを可能にし,高利便性かつセキュアなシステム設計を行うための性能評価指標の1つを得ることができた。さらに,平面領域を対象とした警備資源の配分問題にも取り組み,その問題と待ち行列ネットワークの解析手法との関連性についても考察を行った。その結果,待ち行列ネットワークにおける時間依存型の客存在確率分布と数理最適化の手法を併せた資源配分方法について開発を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では,従来の待ち行列理論に加えてゲーム理論の考えも取り入れた待ち行列ゲームを提案することで,待ち行列のサービス資源が客の意思決定に及ぼす影響の分析を可能にした。さらに均衡を実現する意思決定について,客がどのように待ちの経験を活用することで再現するかについても考察しているため,学術的意義が大きい。この待ち行列ゲーム解析は,混雑発生タイミングの予測を与えるため,客の利便性だけでなくセキュリティ向上に活かすことが期待されるため,社会的意義がある。最後に本課題では,待ち行列解析の警備資源の効率的配分への応用についても考察しているため,学術のみならず社会的意義がある。
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