研究課題/領域番号 |
18K11216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
浜口 清治 島根大学, 学術研究院理工学系, 教授 (80238055)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カバレッジ駆動検証 / SATソルバ / 機械学習 |
研究成果の概要 |
本研究では多種多様な回路設計に対する動作検証の自動化を目指して,設計検証の一手法であるカバレッジ駆動型検証について,機械学習を利用する手法とSATソルバを用いる手法を組み合わせて効率を改善することを目標とした. 対象としていた入力制約付き実設計記述の不足と機械学習用ツールの性能も限界などにより,当初計画の一部分しか達成できなかったが,(1)SMTソルバによる性能の改善,(2)分散実行方式による性能の改善,(3)誤りを含む記述に対するエラー検出能力のSATソルバによる改善,(4) 入力制約下でのカバレッジ駆動検証方式の確立と有効性の確認の4点の成果を上げることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
半導体回路は現代社会の基盤であり,その動作の正しさを保証する設計検証は回路の安全性を保証する上で不可欠な技術である.その設計検証の自動化・高速化を押し進める上で,本研究で得られた効率の改善手法やより現実的な入力制約を考慮した自動検証手法は必要とされており,エラー検出能力の評価は手法の実用性を担保するものである.この意味で本研究の成果は学術的また社会的に意義のあるものであると考える.
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