研究課題/領域番号 |
18K11220
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
大竹 哲史 大分大学, 理工学部, 教授 (20314528)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 再構成可能集積回路 / 劣化検知機構 / 高信頼化設計 / 動的回路再構成 / 劣化情報取得 / 信頼性予測 / 集積回路 / 高信頼化 / FPGA / フィールドテスト / FPGA高信頼化 |
研究成果の概要 |
フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの再構成可能集積回路では,回路素子の劣化状況がわかれば,その影響を回避した回路構成情報(コンフィグレーション)を合成でき,劣化状況に応じてコンフィグレーションをプログラムし直すことにより高信頼化を実現できる。本研究ではこれを実現するため,(1)高位設計からの劣化テスト機構の組み込み,(2)劣化情報の取得と信頼性の予測,(3)劣化情報を用いた高信頼化合成の3つの項目で研究を行った。これにより,FPGA上での劣化検知機構を提案し,提案機構を用いた劣化情報の取得に関する評価と信頼性予測,劣化情報を用いた回路構成情報の生成法を提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FPGA上での劣化検知機構の提案と実証により,回路素子の劣化状況を正確に把握する技術が進展した。動的に回路を再構成する手法が確立されたことにより,長期間の運用でも高信頼性を維持する設計が実現される。 提案した技術により,FPGAを用いたシステム全体の信頼性が向上する。これにより,産業用機器や医療機器,通信インフラなどの重要な分野でのFPGAを用いたシステムの長期的な安定運用が期待される。動的に回路を再構成することで高信頼性のシステムを構築でき,機器の寿命が延び,廃棄される電子機器の量が減少する。これにより環境負荷の軽減に寄与することも期待される。
|