研究課題/領域番号 |
18K11233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大堀 淳 東北大学, 電気通信研究所, 名誉教授 (60252532)
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研究分担者 |
上野 雄大 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60551554)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 関数型プログラミング言語 / コンパイラ / SML# / 並行並列GC / マルチコアCPU / 軽量スレッド / 超並列技術 / 関数型言語 / 並列並行ゴミ集め(GC) / 超並列処理 / 型主導コンパイル / 動的型付け機構 / SML#言語 / 高信頼言語 / プログラミング言語 |
研究成果の概要 |
超並列技術を統合したML系関数型言語を実現する上で最大の技術課題は並列・並行ゴミ集め(GC)方式と実装技術の確立であった。本研究では、新たな並列平行GC方式とマルチコア上で動作する実装技術を確立し、我々が開発を進めているSML#言語に実装し、100万を超える軽量スレッドの並列実行が可能な関数型言語の実現に成功した。その性能は、ML系関数型言語はもとより、GC方式のメモリー管理を採用する種々の主要な言語と同等か上回ることが示されている。この成果に加え、本研究で達成した種々の先端機能を実現し拡張されたSML#言語コンパイラSML#4.00版をオープンソースソフトウエアとして提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が実現した並列・並行ゴミ集め方式は、従来ML系関数型言語においては困難であった細粒度スレッドのマルチコア上での並行並列実行を可能にした。これら研究成果を取り入れて拡張されたSML#言語は、マルチコア上の100万を超える軽量スレッドをサポートする世界的にも類を見ない関数型言語である。これら成果を実現したSML#言語コンパイラ4.00版はGitHubを通じてオープンソースソフトウェアとして提供され、世界の関数型言語コミュニティに貢献している。さらに我々は、本研究成果の社会への幅広い普及を目指しSML#に関するWEBページや教科書の出版等を行い、ML系言語の幅広い普及に貢献している。
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