研究課題/領域番号 |
18K11263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小泉 佑揮 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (50552072)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | エッジコンピューティング / 分散計算 / Internet of Things / リモートアテステーション / 情報指向ネットワーク技術 / ルーティング / ゲーム理論 |
研究成果の概要 |
本研究は、モバイルコアネットワークに設置したサーバーなどのモバイルエッジのみならず、ルーターや究極的にはIoTデバイスで計算が可能な分散エッジコンピューティング環境の実現を目的としている。主要な研究成果は以下の3つである。第一に、相反する複数の制御目的を最適化するルーティングフレームワーク、第二に、IoTデバイスなど小型デバイスへの計算の委譲を可能な高速かつ低消費電力なフォワーディングとネットワーク関数機構の設計、第三に、ルーターやIoTデバイスなど潜在的に信頼できないデバイスが相互にプラットフォームを検証することで安全に計算を委譲できるセキュアなコンピューティング機構を設計した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報や計算処理をクラウドに一極集中する時代から、ネットワークのエッジに近い領域に配備した計算資源を用いてエッジに情報や計算処理を分散するエッジコンピューティング環境が到来している。5Gネットワークでモバイルエッジがサポートされるなど、エッジコンピューティングとそのアプリケーションはさらに重要な課題である。本研究の成果により、ルーターやIoTデバイスなどの種々のデバイスをエッジノードとして利用することが可能になり、エッジコンピューティングを、消費電力やレスポンスタイム、あるいはトラヒック量などの性能の観点で効率化を図るものであり、エッジコンピューティングの浸透に寄与することが期待できる。
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