研究課題/領域番号 |
18K11283
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 立命館大学 (2021-2022) 福岡大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
上山 憲昭 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (90710294)
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研究分担者 |
山本 幹 関西大学, システム理工学部, 教授 (30210561)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 情報指向ネットワーク / ICN / NDN / 可用性 / キャッシュ制御 / キャッシュポリューション攻撃 / マイグレーション / コンテンツポイゾニング攻撃 / アクセス制御 / IoT / Crossfire attack / 時系列パタン / ユーザクラスタ / キャッシュ配置 / 進化ゲーム / DDoS攻撃 / ホワイトリスト / 拡散 / コンテンツ可用性 / ミラー配置 / FIB選択 |
研究成果の概要 |
情報指向ネットワーク(ICN)が社会インフラとして普及するには、フラッシュクラウドなどの突発的現象に対し迅速に輻輳を解消し、災害時にも必要な情報を取得できる高いコンテンツ可用性が求められる。そこで(課題1)平常時の定常的需要に対するコンテンツ可用性制御、(課題2)突発的需要に対するコンテンツ可用性制御、(課題3)災害時のコンテンツ可用性制御に取り組んだ。課題1は主に動画コンテンツの需要変化に応じたキャッシュ制御法を確立した。課題2は主にルータやキャッシュを対象とした攻撃に対する防御技術を確立した。課題3は主に災害時の可用性喪失に堅牢なキャッシュ制御法や可用性回復法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
課題1の成果は、YouTubeのコンテンツごとの視聴数の時系列データを実測により取得して評価に用いた点で学術的意義がある。課題2の成果は、ブルームフィルタを用いることでメモリアクセス回数の上限を抑えたキャッシュポリューション攻撃の検知技術を確立した点や、コンテンツポイゾニング攻撃の脅威にネットワークトポロジやfakeコンテンツ・ボットの配置が及ぼす影響を明らかにした点で学術的意義がある。課題3の成果は、災害時のコンテンツ可用性を高い状態に維持するキャッシュ制御法や、可用性を回復する方式を確立した点で学術的意義がある。またこれらの取り組みはICNを高信頼に利用できる点で社会的意義がある。
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