研究課題/領域番号 |
18K11333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60100:計算科学関連
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
工藤 和恵 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (30505574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 量子ダイナミクス / 組み合わせ最適化 / イジングマシン / 量子アニーリング / グラフ彩色 |
研究成果の概要 |
量子計算には、大きくわけて量子ゲート方式と量子アニーリング方式がある。本研究では量子アニーリング方式を主軸とし、組み合わせ最適化問題を効率的に解く方法について研究した。系の対称性を利用した制約量子アニーリングや、その過程で起こりうる局在現象について新奇な成果を得た。また、量子アニーリング方式に着想を得た専用計算機(イジングマシン)も利用して、単純な最適化問題だけでなく、機械学習やパターン形成などの新たな計算方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
量子計算の実現には、量子ダイナミクスの制御が重要となる。本研究で得られた制約量子アニーリングの結果や局在現象に関する知見は、量子ダイナミクスの制御に密接に関わるものである。本研究の成果は、量子ダイナミクスの理解や、新奇な視点の提案という点で、学術的な意義をもつ。社会的にも量子技術への期待が高まる中、実用的な問題への適用可能性を示す結果が得られたことは、今後の研究開発への貢献という意味でも有益である。
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