研究課題/領域番号 |
18K11349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
西 一樹 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (00208125)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | カメラ評価 / 解像度測定 / 振動測定 / 超解像 / MTF / 斜めエッジ法 / 片ボケ / 歪み測定 |
研究成果の概要 |
本研究は、画素間隔以下の高精度な解像度測定法の開発とともに、三脚・シャッター振動の解析および片ボケ測定への応用を目的とする。解像度測定の国際標準である「斜めエッジ法」においては、測定精度を比較検証するためのシミュレーションツールとともに周波数領域における計算法を新たに開発した。三脚・シャッター振動においては、撮影画像・レーザー干渉変位計・有限要素法による数値解析の3つのアプローチから振動の主たる原因を究明した。片ボケ測定においては、画像のコントラスト分布を求める方法と、像面全体が合焦する条件を利用することで、チャート面の傾きからセンサの傾きを求める方法を開発し有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
画像メディアの高精細化にともない、カメラの解像度に対する要求はますます高くなっている。解像度が高くなるとその測定も難しくなるため、カメラ技術とともに測定技術の向上も不可欠になる。高い解像度とは画素間隔以下の細かさまで像情報を記録できるレベルであり、そこまでの解像度を正確に測定可能にする方法は国際規格のものを含めこれまで存在しなかった。本研究は、この問題のブレークスルーを与えるものであり、有効な活用例としてシャッター振動の解析および片ボケ測定への応用を図るものである。世界をリードする我が国のカメラ開発を支援する強力なツールになるものと考える。
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