研究課題/領域番号 |
18K11366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
加藤 宏明 国立研究開発法人情報通信研究機構, ユニバーサルコミュニケーション研究所先進的音声翻訳研究開発推進センター, 主任研究員 (20374093)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 音声情報処理 / 第二言語習得 |
研究成果の概要 |
非母語として日本語の習得をめざす学習者に役立ててもらうことを目的に、日本語の特殊拍を体系的に含む音声データベースを時間的な情報の精度を上げることに焦点をあてて整備した。さらに、このデータを利用して人間が音声の時間的な側面を把握する際に使っていると想定される時間構造検出モデルを作成し、また日本語の学習を促進させるための要素を教示のかたちとしてまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COVID-19による一時的な落ち込みはあったものの、日本語を母語としない話者の日本社会への浸透は今後急速に進むことが見込まれ、音声コミュニケーションによる意思疎通の必要性がより高まる。日本語は長音、促音など特殊拍の成否で了解性や自然性が決定づけられる箇所が多く、学習者の習得レベルによらず共通した問題となっている。特殊拍の識別が一義的には時間的な弁別に帰すること、そのために必要な時間知覚能力は、健聴者であれば、母語によらず十分備わっていることを科学的裏付けとともに知らせるだけでも学習を動機づける一助になると思われる。
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