研究課題/領域番号 |
18K11511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
片山 一郎 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (70369916)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | テクスチャ / 知覚白色度 / 主観的等価輝度 / 白色感 / 輝度ヒストグラム / 異方性 / 白色物体 / 質感 |
研究成果の概要 |
本研究は,テクスチャが白色知覚に与える影響を明らかにすることを目的として,輝度変調によってテクスチャを表現した画像と表面に凹凸を有する実物体サンプルを用いて視感評価を行った. 画像および実物体のいずれにおいても,主観的等価輝度は平均輝度よりも高い値であり,増白効果が認められた.これは,刺激の低輝度部分が低反射率領域としてではなく,凹凸によって生じた一様な白色表面の陰影として知覚されるためと考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの白色物体は,その表面に固有のテクスチャを有し,われわれはテクスチャに起因する輝度の2次元分布に基づいて,白色を知覚している.しかし,テクスチャが白色知覚に与える影響は未解明であり,現行の白色度評価法は, 測定領域を平均化した輝度情報に基づくため, テクスチャを有する白色物体の適切な評価ができない.本研究の成果は,刺激についての主観的等価輝度と平均輝度との差異を明らかにし,測定器で得られる平均輝度から知覚白色度を推定する基礎を与えるものである.
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