研究課題/領域番号 |
18K11563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
松浦 慶総 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 特別研究教員 (70282960)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 技能教育 / 技能情報構造化 / 教育支援システム / 身体技能動作 / 気づき / 技能教育支援 / 溶接技能 / 構造化技能情報 / 技能熟達度 / 注意要因 / 身体感覚情報 / 意識の賦活 / 技能教育到達目標 / 学習プロセス / 主体的学習 / 技能要因分析 / 認知プロセス / 身体技能 / ユーザ指向 |
研究成果の概要 |
日本のものづくり産業では製造技術・技能の継承問題が深刻化しており,ものづくり力や開発力の低下が懸念されている.技能における既往研究では,身体構造に基づいた運動制御や体感情報,意思決定プロセスといった技能動作の向上に影響を及ぼす重要な情報が欠落していた.このため,これらの情報に基づいた教育支援手法は全く開発されていない. そこで,本研究は様々な熟達度の習得要求を持つ被覆アーク溶接技能を対象とし,溶接品質への影響度とその関連性から多次元的な技能情報を構造化することで,熟達者の持つ技能情報を再構築し,その情報から学習者の要求する習得度に応じて提供する情報を新たに構成する技能学習支援手法の開発を行う.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,ものづくり分野における身体技能の効率的な教育支援手法の開発を行った.開発した技能特性要因分析手法により,技能情報を成果物の品質に対する影響度から製作物や道具・機械の状態,動作などに構造化した.ここで,従来研究では扱っていない動作に関係する身体制御,体性感覚,視覚情報を明確化することで,学習者自身の気づきから,評価向上につながる身体動作の繰り返し学習を促すことができ,さらに学習モチベーションの向上が可能となる. この手法は多くの身体動作を伴う技能に活用することが可能であり,伝統工芸の技能継承から,生涯教育として自分の状態あったスポーツの実践,リハビリテーション等への応用が期待できる.
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