研究課題/領域番号 |
18K11668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63040:環境影響評価関連
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
兼田 淳史 福井県立大学, 海洋生物資源学部, 教授 (70304649)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 漁場海況情報 / モニタリング / 環境指標 / 海況情報 / 漁場 / 環境指数 / リアルタイム / 海洋環境モニタリング |
研究成果の概要 |
福井県沿岸に位置する茱崎(ぐみざき)でリアルタイム海洋観測ブイを設置し、webサイトで水温、流速、波浪の情報を発信した。この観測は既存の福井県沿岸の観測体制とリンクさせ、若狭湾沿岸域の観測ネットワークの一部となった。また、リアルタイム海洋観測ブイのデータは漁師の経験的知見と組み合わせて現場で活用されている。さらに、ADCP(超音波ドップラー流向流速計)で計測される流向・流速データや反射強度データの有効活用について研究を進めた。ADCPの反射強度データは動物プランクトンの日周変動と推察されるシグナルを示すことがあり、動物プランクトンの存在時期を把握できる指標として活用できる可能性が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で福井県沿岸に設置したリアルタイム海洋観測ブイは福井県沿岸の海況情報ネットワークに加入することにより、水産業をはじめとする地域産業で効果的に活用されることになった。また、海況データを配信することのみならず、獲得したデータを利用して設置エリアで発生した急潮などの海洋現象の特性や、台風時の流動変動などを明らかにする基礎データとして利用されることにより、水産海洋学や海洋物理学といった領域に対して学術的な価値を供している。
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