研究課題/領域番号 |
18K11677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松井 康人 京都大学, 環境安全保健機構, 教授 (50533501)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 曝露評価 / ナノマテリアル / 加速試験 / 元素分析 / カーボンナノチューブ / 炭素繊維強化プラスチック / 摩耗試験 / 吸入性粉塵 / テーバー摩耗試験機 / 電子顕微鏡 / 個数濃度モニタリング装置 / 気体試料導入装置 |
研究成果の概要 |
はじめに、金属酸化物ナノ粒子を発生させ、粒径とICP/MSのカウント値の相関を調べ、組成毎/粒径毎の定量性についての基本情報を得た。次にチャンバー内で摩耗試験をすることで、外気由来のエアロゾルを遮断した、使用や廃棄時を想定した曝露評価を実施した。試験片には、CNTを含む樹脂材料(CFRP、PMMA)を用いた。チャンバーにDMA-GED-ICP/MSを接続することで、ナノマテリアルの放出量(1秒毎の粒径に対する個数濃度/元素濃度)定量し、CNTのCoに着目することで、使用していたナノマテリアルがどの程度発生しているかについて評価できることを認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過去のナノマテリアルに関する研究では、原材料の影響評価に関する報告が大半であったが、製品レベルの曝露評価に関する報告は少なく、本研究はその方法を提案する初期的な研究と位置づけられる。また国内外で曝露評価方法に関するガイドラインは既に存在するものの、製品レベルへの適応は難しい現状があった。しかしながら、本研究で確立した方法を用いることで、既存のガイドラインに対する優位性を定量的に示すことができ、事業者自身による曝露評価およびリスクの自主的管理の加速が期待できる。
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