研究課題/領域番号 |
18K11683
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
|
研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
亀田 豊 千葉工業大学, 創造工学部, 准教授 (60397081)
|
研究分担者 |
田代 豊 名桜大学, 国際学部, 教授 (20441959)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | マイクロプラスチック / 微細粒子 / 顕微FTIR / 河川 / 粒度分布 / AIST-SHANEL / 細粒化 / 微細マイクロプラスチック / 汚染特性 / シミュレーション / 台湾 / 下水処理場 / 浄水場 / 多摩川 / マイクロカプセル / 20μm未満 / 自動分析 / 鶴見川 / 沖縄 / 粒子数粒径分布 / 排出量原単位 / サンゴ礁 |
研究成果の概要 |
環境中における20μm以上のマイクロプラスチック調査分析手法を開発し、鶴見川における存在状況を調査した。その結果、従来の調査方法よりも数倍から10倍程度の濃度が上流から下流域まで測定された。この原因は粒度分布のミディアン径が50μm程度であったことから、従来の調査の対象粒径である330μmではマイクロプラスチックのごく一部しか測定していないためと推定された。一方、環境中のミディアン径は各ポリマーのバージン状態の引張強度と正の相関が観察され、物理的強度の高いポリマーは環境中で細粒化しにくいことが明らかとなった。一方、AIST-SHANELを用いて、多摩川及び鶴見川の河川水中濃度の推定も行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境中の20μm以上のマイクロプラスチックの調査分析方法を確立した。この点は学術的に解明すべき100μm以下のマイクロプラスチックの環境中挙動の解析に大きな貢献を果たすものと期待される。また、環境中マイクロプラスチックの調査は世界的にも技術的に困難であるが、システマティックな本手法により世界的に調査が促進されるものと考えられる。
|