研究課題/領域番号 |
18K11696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
竹内 文章 岡山大学, 教育学研究科, 非常勤研究員 (90294446)
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研究分担者 |
石川 彰彦 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (10263617)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 鉄酸化細菌 / 高活性株 / 資源回収 / 環境浄化 / 生化学的解析 / 電気培養 / シュベルトマナイト / 固定化利用 / 微生物固定化 / A. ferrooxidans / 高活性鉄酸化細菌 |
研究成果の概要 |
自然界から単離した金属資源回収及び環境浄化に利用可能な高活性鉄酸化細菌の有用酵素などの性質について解明した。高濃度培養が可能な独自の電気培養装置を開発し,得られた菌体の固定化による活性の継続性と高効率化が可能となり,水銀気化高活性菌株の解析と新規の酵素反応系による水銀気化回収技術を構築した。また,種々の高活性株の育種や機能物質の諸性質及び利用方法を検討した。 鉄酸化細菌よって生成するシュベルトマナイトとその複合物について,様々な有害物質の吸着剤,脱臭剤,種々の機能物質の利用法及び電気培養法等によるこれらの物質の高効率な製造法を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続可能な開発目標において,資源利用効率の向上,環境浄化技術等が掲げられており,特に資源の枯渇や環境汚染の対策が急務の課題である。これらの対策に向けて高いエネルギーを使わない資源回収及び環境修復を行う技術として,微生物の生化学的機能を充分に活用する方法について検討を行っている。鉄酸化細菌 Acidithiobacillus ferrooxidans は,バクテリアリーチングや酸性鉱山排水処理などに利用できる菌として注目されている。我々は,保有する多くの単離株の中から資源回収及び環境浄化を行うための高度な活性を示す菌株の諸性質を解明及び高濃度電気培養装置を開発し実際への応用技術を示した。
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