研究課題/領域番号 |
18K11705
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64030:環境材料およびリサイクル技術関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
山田 学 秋田大学, 理工学研究科, 講師 (90588477)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ピンサー抽出剤 / パラジウム / 溶媒抽出 / 白金族分離精製 / 二次資源 / 白金族精製 / ピンサー型抽出剤 / パラジウム抽出剤 / 溶媒抽出法 / リサイクル / ピンサー配位子 / 白金族金属 / レアメタル回収 |
研究成果の概要 |
チオジチオフェノールを基本構造とした抽出剤は、工業的なパラジウム(Pd(II))抽出剤と比較して、Pd(II)を迅速に且つ効率的に抽出できることを明らかにすることができた。さらに、二次資源である使用済み自動車排ガス浄化触媒を浸出した原液から、Pd(II)をほぼ抽出することが可能であった。また、水の洗浄による抽出相からの鉄(Fe(III))の除去を行い、その後、チオ尿素溶液による逆抽出を行うことで、純度の良くPd(II)を回収できることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チオジチオフェノールを基本構造とした硫黄原子3個を有する抽出剤が自動車排ガス浄化触媒の浸出原液から効率的にPd(II)を回収することが可能であり、本研究によりPd(II)を分離・回収する一連のプロセスを構築することができた。本研究で開発された抽出剤は、他のリサイクル資源(使用済みの家電製品やスマートフォンなど)に含まれるPd(II)を効率的に回収できる白金族分離剤としての展開も期待できる。
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