研究課題/領域番号 |
18K11707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64030:環境材料およびリサイクル技術関連
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研究機関 | 大阪工業大学 (2021) 国土技術政策総合研究所 (2018-2020) |
研究代表者 |
粟田 貴宣 大阪工業大学, 工学部, 講師 (80724905)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生物学的窒素固定 / 細胞外電子伝達物質 / メタゲノム解析 / 窒素固定 / 細胞が遺伝子伝達物質 / 電子伝達物質 |
研究成果の概要 |
本研究テーマでは窒素固定微生物を用いたアンモニア生成技術開発に向けた基礎的な知見を得ることを目的として課題に取り組んできた。水田土壌を植種源とし、窒素固定微生物の継代培養を行うことによって、窒素固定微生物の集積培養を試みた。さらに土壌画分の一つであるヒューミンを添加することによって活性の増加が可能であることを確認し、さらにヒューミンが細胞外電子伝達物質として働くことを明らかにした。今後の課題として、十分量の窒素固定微生物の培養を可能にする装置デザインが求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行のアンモニア生成技術は高温高圧下で実現するハーバー・ボッシュ法によって生成されているが、大部分は肥料として消費されている。水素エネルギーの需要増加によって、輸送コストの低いアンモニアを水素キャリアとして利用することが注目されており、工業的に製造したアンモニアの需要がさらに増加することが予想される。そこで生物学的な窒素固定によってアンモニアを合成し、肥料として使用することができれば田畑で直接肥料を微生物に生成させて利用が可能となることから、その基礎的な知見として重要な情報を取得できた。
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