研究課題/領域番号 |
18K11741
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
|
研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
松尾 康光 摂南大学, 理工学部, 教授 (20245294)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 生体高分子 / 燃料電池 / キチン / DEFC / キトサン / 生体由来物質 / プロトン伝導体 / 多糖類 / バイオマテリアル |
研究成果の概要 |
生体由来高分子であるキチン・キトサンを電解質としたダイレクトエタノール型燃料電池(DEFC)の最適動作条件を調べるため、キチン・キトサンを電解質膜としたDEFCを創製し、その特性を調べた。その結果、キチン・キトサンはアルコール非透過性が高く、DEFCの電解質となることがわかった。さらに、キチンとキトサンの配合比が0.6 : 0.4 の混合膜において、アルコール非透過性が高く、かつ出力密度の高い燃料電池電解質膜となることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの燃料電池電解質は、生分解性のない化学合成物質であったが、本研究により生分解性を持ち、通常は廃棄される多糖類 "キチン・キトサン" が新しい燃料電池材料として利用できることがわかった。これらの結果により、生体由来高分子を用いた燃料電池が循環型社会の実現において期待される「環境負荷のない新規エネルギー源」として発展することが期待される。
|