研究課題/領域番号 |
18K11761
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
|
研究機関 | 武蔵野大学 (2022) 山陽学園大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
白井 信雄 武蔵野大学, 工学部, 教授 (70597260)
|
研究分担者 |
田崎 智宏 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 室長 (10353541)
森 朋子 国士舘大学, 政経学部, 講師 (30728134)
栗島 英明 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (80392611)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 転換学習 / ライフスタイル転換 / 持続可能な社会 / ライフヒストリー調査 / 転換学習(変容学習) / ライフヒストリー / 価値規範の転換 / 視座の転換 / 半構造化インタビュー調査 / WEBモニターアンケート調査 / 半構造化インタビュー / 持続可能な発展 / 変容学習 / 人の成長 / 意識転換 / 発達段階 / 環境教育 / 自己の成長 / ライフストーリー |
研究成果の概要 |
意識と行動の転換プロセス、およびプロセスの規定要因をインタビュー調査(9名)とWEBモニターのアンケート調査(1,036人)により分析し、4点が明らかになった。第1に意識の転換には、「社会の問題への気づきによる価値規範の転換」と「生き方の選択肢への気づきによる視座の転換」というタイプがある。第2に転換を阻害する要因を解消する4つのタイプの人(ロールモデル、ナビゲーター、パートナー、サポーター)の存在が重要である。第3に意識・行動の転換には短期間に起こる場合と長期間にわたって漸進的に起こる場合がある。第4に、意識の転換→行動の転換という経路だけでなく、行動の転換→意識の転換という経路がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続可能な社会の実現に向けた根本的なライフスタイル転換は、外部からの規制や誘導による受動的なものではなく、一人ひとりの学習や経験の積み重ねによる意識転換の結果として、能動的に形成されていくことが望ましい。受動的なライフスタイル転換は抑圧や不満を招きやすく、継続や定着をし難いからである。なにより、一人ひとりが主体的に成長する姿 勢を持ち、自立的に活力を育んでいくことが、持続可能な社会の規範として重要である。本研究の成果は、根本的なライフスタイル転換を促す転換学習のデザインを考える基礎的な知見として意義がある。
|