研究課題/領域番号 |
18K11770
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
下嶋 聖 東京農業大学, 地域環境科学部, 准教授 (60439883)
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研究分担者 |
鈴木 伸一 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (70311272)
山崎 晃司 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (40568424)
関岡 東生 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (00287450)
土屋 薫 江戸川大学, 社会学部, 教授 (60227428)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | GIS / リモートセンシング / UAV / 土地被覆 / ケラマジカ / 慶良間諸島 / 原単位 / 景観変遷 / 植生調査 / レジリエンス / 慶良間諸島国立公園 / 空間情報技術 |
研究成果の概要 |
慶良間諸島の総面積に占める森林面積の割合は、1962年15%、1977年31%、1984年47%、1996年51%、2001年59%であった。既往文献より4島のケラマジカの総個体数は、1970年代に約60頭、1990年代に約230頭、2000年代に約120頭であった。ケラマジカ1頭当たりの森林面積(単位)は、1970年代が約3.5ha、1990年代が約1.7ha、2000年代が約3.9haと推定された。1995年頃から森林面積に対してケラマジカの生息密度が高まったと推察される。ケラマジカの動態と土地利用の変化は、主に人口動態の変化と島の生業に影響を受けている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本全国でニホンジカによる農作物被害、食害等の問題が深刻化しているが、慶良間諸島においても地域住民とケラマジカの衝突が生じている。本研究の学術的意義及び社会的意義は、1.今日まで科学的に把握されていなかった慶良間諸島におけるケラマジカの個体数と土地利用との関係について、多時期リモートセンシング画像より定量的に明らかにした点、2.天然記念物として指定され琉球政府時代における住民のケラマジカに対する認識について、当時を知る人々の世代交代が進む中、史実を記録に残し、後世に伝えることの重要性、である。
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