研究課題/領域番号 |
18K11790
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
|
研究機関 | 田園調布学園大学 (2019-2021) 日本女子大学 (2018) |
研究代表者 |
長岡 智寿子 田園調布学園大学, 人間科学部, 准教授 (20738273)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 成人教育 / 生涯学習 / 社会教育 / ジェンダー / 災害 / ノンフォーマル教育 / 女性の社会参加 / コミュニティラジオ放送 / 地域づくり / 社会参加 / 識字教育 / 教育支援活動 / ノンフォーマルな学び / 災害とジェンダー / 社会開発 |
研究成果の概要 |
本研究は大災害(ゴルカ大地震:2015年4月25日)を経験したネパールの農村において、その復興の過程に女性たちがどのように参画し、また、どのような生活課題が生じ、その克服に向けてどのような活動が展開したのか質的に探究することであった。その最も重要な課題は「情報へのアクセス」を図ることであった。 2020年2月以降、COVID-19の感染拡大により、研究計画、研究方法等再検討を要することになった。しかし、人びとの経験や記憶を記録することを念頭にオンラインによる取材を重ね、放送番組「Bungamati Aawaj」(2021)、「Hamro Pahal」(2022)を制作、放送実施することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の調査地は、ネパールの首都カトマンズ近郊の農村(Bungamati、Lalitpur)である。村落に暮らす女性の多くは生活に必要とされる情報にアクセスすることが困難な状況に置かれている。特に、災害時における情報は安全の確保や基本的人権の観点からも不可決である。特に、COVID-19パンデミック下における研究活動は困難を極めた。しかし、本研究においては、ラジオという媒体を有効活用することにより、口承中心の社会におけるメディアの役割、そして、人びとの経験や記憶を音声により「記憶」することの社会的意義を改めて確認することとなった。このとは、学術的にも意義があるものと判断する次第である。
|