研究課題/領域番号 |
18K11881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
高梨 博子 日本女子大学, 文学部, 教授 (80551887)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インバウンド観光 / 対話的交流 / 間主観性 / 都市の進化 / アイデンティティ / ボランティア活動 / 対話原理 / コミュニケーション / バフチン / 地域づくり / 対話理論 / 訪日外国人 / 対話 / スタンス |
研究成果の概要 |
欧州・アジア・オセアニア及び国内の一部の都市で行ったフィールドワークにおけるホストとインバウンド旅行者との対話的交流を観察し、バフチンの対話原理やスタンス理論、都市のガバナンスなどの関連理論を発展的に活用して、地域のアイデンティティ形成の特性と共有のプロセスに関する学術的な特徴把握を行った。地域アイデンティティが創造・共有されるプロセス、また出会いからの時間的推移とともに深化する参与者たちの関係性やスタンスの変化、およびその特徴を把握することにより、地域における観光関係主体の意識醸成や政策的な取組みの推進に資する分析を行い、著作や論文を通じた発信を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変化の著しいインバウンド観光につき、学術的枠組みの下、国内外の都市のフィールドワークを通じて、マルチモーダルな表現・心理的な面からの対応のあり方を解析して示唆をまとめた社会言語学、観光人類学、社会基盤学等を横断する学際的かつ創造的な研究として位置づけられる。「対話の高質化」に向け、関係分野間での有機的な結びつきの進展により、地域における観光関係主体の意識醸成や基盤の改善に寄与するとともに、地域のアイデンティティ形成の特性と共有のプロセスにつき、学術的な整理と特徴把握を行うことにより、インバウンド旅行者とホストの対話的交流の実態を明らかにするとともに、政策的な取組みの推進に資するものである。
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