研究課題/領域番号 |
18K11888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 北海道大学 (2022-2023) 福岡女学院大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
田中 英資 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (00610073)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 観光 / ヘリテージ / 遺産化 / トルコ / トレッキング観光 / 道 / 観光開発 / レンタルヴィラ / 観光地イメージ / 文化遺産 / トレッキング・ツーリズム / 地中海 / ヘリテージ・ツーリズム / トレッキングツーリズム / 移牧民 / 地域信仰 / 地域振興 / 社会変容 |
研究成果の概要 |
本研究課題の目的は、観光と道の相関に焦点を当てて観光と地域社会の関係性を捉え直すことで、移動(モビリティ)の一側面としての観光の社会的影響の考察することであった。トルコ西部地中海地方のアンタルヤ県において発展している「リュキアの古道(Lycian Way)」トレッキング観光の発展についての現地調査から、交通インフラとしての道路整備、観光開発、遺跡の保全・活用の相互作用の状況、特に、使われなくなっていた山道や未発掘の考古遺跡の観光活用、トレッキング観光の発展によるテケ半島沿岸部の地域社会の変化、特に伝統的生業(移牧)の記憶の継承を含めた遺産化の状況を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トルコや欧米諸国の観光客の人気を集めている「リュキアの古道」トレッキング観光がトルコ地中海地方の地域振興に活用される過程を現地調査を含めて検証することで、観光資源と見なされた未発掘・未整備の考古遺跡や廃れた道や「伝統的」な生業が、「遺産」としての価値が見出されていく状況とその社会的影響を明らかにできた。トレッキングやフットパスといった「歩く」観光のあり方は、近年日本でも注目を集めるようになっている。本研究課題で扱った内容には、トルコにおけるそうした「歩く」観光の活用の事例研究も含んでおり、日本おける「歩く」観光にむけた地域資源の活用のあり方への示唆だけでなく、応用につながると考える。
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