研究課題/領域番号 |
18K11891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
長堀 紀子 北海道大学, 人材育成本部, 特任教授 (90372268)
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研究分担者 |
川畑 智子 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員研究員 (90374256)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 女性研究者 / キャリア開発 / 無意識バイアス / 大学 / キャリア / 女性 / キャリア形成 / 人材育成 / ダイバーシティ |
研究成果の概要 |
女性研究者がキャリア形成のプロセスにおいて直面する「無意識のバイアス」とその乗り越え方の一端を明らかにした。中でも、女性研究者が「無意識のバイアスの負の影響」を乗り越えるために、個人の努力(リソース(意識、行動)の投入)を多く使っていた。また、海外事例調査より、人材が多様化した組織においては、コンフリクト(意図せざる差別やコミュニケーション・トラブル)が発生可能性も増えるとの前提に立ち、無意識バイアスを防止する研修等の意識改革とともに、実際に発生した無意識バイアスの負の影響(ハラスメント事案等)を緩和する具体策を、ダイバーシティ・マネジメント施策の一環として取り入れることの意義が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、すでに博士課程進学の選択をした女子学生がさらに研究者というキャリアを選択する際の壁のひとつとして「無意識バイアス」に着目し、これを除去するための有効な施策を見出すための基礎的な研究である。その研究成果として、大学で女性研究者が存分に活躍できる“多様性が確保されかつ尊重されている”研究環境を構築するために必要な、個人の意識改革(無意識のバイアス研修)と組織改革(ダイバーシティ・マネジメント)の具体策の立案における重要な根拠を提供するものであり、日本の女性研究者活躍・ダイバーシティ研究環境の推進に向けの社会的意義は大きい。
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