研究課題/領域番号 |
18K11941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80040:量子ビーム科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
藤原 健 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (90552175)
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研究分担者 |
古場 裕介 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線防護情報統合センター, 主任研究員(定常) (10583073)
三津谷 有貴 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (70784825)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 重流線 / 粒子線治療 / Glass GEM / MPGD / イメージング / 重粒子線治療 / 高LET / 粒子線 / ガス検出器 / 蛍光ガス / GEM / 陽子線治療 / ブラッグピーク / 線量計 |
研究成果の概要 |
重粒子線治療のQuality Assuranceには主に電離箱(走査型、アレイ型)を用いた線量分布測定が一般的に使用されてきたが、電離箱には測定時間、空間分解能に課題があり、線形性を維持したまま測定の効率化と高空間分解能化という2つの点で改善が求められてきた。本研究では、重粒子線の急峻な変化に追従するのに十分な空間分解能と応答速度を有しつつ、線量測定においてLET依存性がなく線形性のある線量分布測定システムの開発を目的としてガラス微細構造とガスの発光を利用したイメージング検出器を開発し、高LET放射線を高精度で、かつ、1mm以下の高い分解能で線量分布をイメージング可能な検出器を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した重粒子線検出器は従来の電離箱を用いた測定と同等の応答特性を有しつつ、10cm×10cmの領域を、1分以下の時間で線量分布の測定が可能になった。その上空間分解能が1mm以下となり、飛躍的に向上した。本成果により重粒子線治療におけるQuality Assuranceにかかる時間を大幅に短縮するとともに、次世代のスポットスキャニング治療における急峻な線量変化にも追従できるようになった。
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