研究課題/領域番号 |
18K11968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東京家政学院大学 |
研究代表者 |
井澤 尚子 東京家政学院大学, 現代生活学部, 准教授 (90595133)
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研究分担者 |
山内 泰樹 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (60550994)
片山 一郎 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (70369916)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 白色度 / ウォーターカラーイリュージョン / 水彩効果 / 白色向上 / 色覚 / 服飾デザイン |
研究成果の概要 |
ウォーターカラーイリュージョン(水彩錯視)効果を用いた白色知覚向上の研究はされていないことから、この効果を図柄プリントなどに活用し、服飾デザインに応用する可能性を検討した。 白色度知覚データの収集には刺激呈示装置システムを使い、心理物理実験を行った。図柄に用いた有彩色2色の明るさの変化が白色知覚向上に与える影響を検証するために、有彩色の輝度値をそれぞれ「低・中・高」の3段階に設定し、二肢強制選択法を用いて白さの評価実験を行った結果、有彩色2色の組み合わせの輝度の変化が水彩効果を用いた白色知覚に影響があることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水彩錯視効果を活用した白色知覚の向上には、背景色の明るさと図柄に用いた有彩色2色の組み合わせの輝度値の変化が影響することが確認された。白色知覚を向上させる図柄の決定条件を具体的に導くことができたことは、学術的に意義があると考える。 現在は、持続可能な開発目標(SDGS)が世界的規模で掲げられている。この水彩錯視効果を使った白色知覚向上を生活の中で服飾デザイン等に活用することは、色彩学と被服学の両分野の知見を使ったSDGSへの活動にも繋がり、社会的意義も高いと考える。
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