研究課題/領域番号 |
18K11997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
藤代 裕之 法政大学, 社会学部, 教授 (30403687)
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研究分担者 |
川島 浩誉 法政大学, その他部局等, 講師 (40649076)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フェイクニュース / ソーシャルメディア / ミドルメディア / ニュース生態系 / ニュース / ジャーナリズム / ニュースの生態系 / ファクトチェック / ハイブリッド戦 |
研究成果の概要 |
これまで国内におけるフェイクニュースの実態は明らかではなかった。本研究では、フェイクニュースを特定し、生成、拡散の過程を追跡した。その結果、ミドルメディアにより作り出されたフェイクニュースがオンラインに大きな影響力を持つポータルサイトに到達する「フェイクニュース・パイプライン」を含む、フェイクニュースの生態系を明らかにできた。ファクトチェック活動は、選挙の対立候補への攻撃に利用される「武器化」を引き起こすなど、既存メディアもフェイクニュースの生態系に関わっており、現状のフェイクニュース対策には課題があることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内におけるフェイクニュースの実態を明らかにしたことで、多様なアプローチによるフェイクニュース研究の基盤をつくることが出来た。フェイクニュースの生態系は、インターネットニュースの生態系そのものであり、ニュース研究やジャーナリズム研究にも関連している。フェイクニュースは構造的な汚染であり、フェイクニュース対策を進めるためには、生態系そのものを改善していく必要があることを明らかにしたことは、国内でのフェイクニュース対策のあり方に示唆を与えるものであり社会的な意義がある。
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