研究課題/領域番号 |
18K12014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
笹岡 貴史 広島大学, 脳・こころ・感性科学研究センター, 准教授 (60367456)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心的イメージ / 個人差 / 安静時脳活動 / 脳構造 / VVIQ / VISQ / VBM解析 / 身体イメージ / 心的回転 / 視点取得 / 三次元物体認知 / 生体力学的制約 / 物体認知 / イメージの明瞭さ / fMRI |
研究成果の概要 |
心的イメージ変換の個人差に関して,物体・空間イメージ生成傾向や視覚イメージの鮮明さといった指標を用いて,行動指標,脳構造,安静時脳機能結合との関連を検討することでそのメカニズムを検討した.脳構造の解析により,物体イメージの使用傾向の個人差,および空間イメージの使用傾向の個人差が,それぞれ脳における空間変換,物体表現に関わる領域の灰白質体積から説明可能であることが示唆された.さらに,物体・空間イメージ生成傾向および視覚イメージの鮮明さの個人差はデフォルトモードネットワークと他の関連する領域との機能的結合によって特徴付けられることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
色や形のイメージを生成する傾向,空間的なイメージを生成する傾向,また視覚イメージの鮮明さの個人差に関して,それぞれに関連した行動指標,脳構造,安静時脳機能結合が明らかになった.これにより,これまで不明であった心的イメージの個人差に関わる脳内メカニズムの一端が明らかになった.この成果を利用することで,イメージ生成能力の個人差に基づいて個人に最適化されたリハビリテーションやメンタルトレーニングの提案に繋がると考えられる.
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