研究課題/領域番号 |
18K12057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
角 昭一郎 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 准教授 (80252906)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肝細胞増殖因子(HGF) / マクロカプセル化膵島 / エバール膜 / キトサンゲル / 皮下移植 / 血管新生 / 低酸素 / 肝細胞増殖因子(HGF) / HGF(肝細胞増殖因子) / 膵島 / マクロカプセル化 |
研究成果の概要 |
幹細胞増殖因子(HGF)が、膵島細胞の低酸素によるアポトーシスを阻害することを示し、HGFを徐放するキトサンゲルにHGFを添加することによって、EVOHバッグに当該ゲルを封入したマクロカプセル化膵島の一期的皮下移植で移植効果を確認することに成功した。また、この移植効果は5ヶ月程度で消失することを観察し、この種のカプセル化においてはゲル素材の安定性が効果の持続に重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HGFが膵島細胞の低酸素によるアポトーシスを防止することは、知る限り初めての知見で、今後の膵島移植やカプセル化膵島移植の成績向上に資する可能性がある。また、マクロカプセル化膵島の一期的皮下移植に成功したことは、1型糖尿病の患者や家族、その医療者にとって大きな進歩であり、今後、この種のカプセル化膵島が研究の主体となる可能性があり、それが持つ細胞を漏らすことなく全て回収できる機能を応用して、異種移植や未分化細胞から文化誘導した細胞の移植などに応用できる可能性がある。
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