研究課題/領域番号 |
18K12060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
大崎 智弘 鳥取大学, 農学部, 准教授 (40431332)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | リピッドバブル / 薬物送達 / 腫瘍 / イヌ / 腫瘍新生血管オープニング / バブルリポソーム / 超音波 / EPR効果 / 新生血管オープニング / マイクロバブル / 抗がん剤 |
研究成果の概要 |
In vivo試験において、リピッドバブル(LBs)と低強度超音波(LIUS)を併用することで、腫瘍組織内へのPEG修飾リポソーム化ドキソルビシン塩酸塩(PLD)の蓄積を増加させ、PLDの抗腫瘍効果を増強させることが判明した。さらに、イヌの切除不可能な固形腫瘍に対する臨床試験においても、これらの併用療法により顕著な腫瘍の縮小効果が認められた。以上のことから、LBsにLIUSと化学療法剤を併用する治療法は、腫瘍罹患犬に対する治療選択肢になる可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リピッドバブルの投与と超音波照射により、同時に投与した抗がん剤を腫瘍組織内に効率よく送達することができ、抗腫瘍効果を増強させることができた。これは、投与する抗がん剤の投与量を減少させることができるため、薬剤の副作用を軽減することができることを意味する。本研究結果は、ヒト医療への橋渡し研究として十分意義のあるものである。
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