研究課題/領域番号 |
18K12082
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
|
研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
望月 慎一 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授 (10520702)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 薬物送達システム / がんワクチン / 多糖 / 抗原提示 / 抗原 / 免疫療法 / 糖鎖 / 抗原ペプチド |
研究成果の概要 |
ヒアルロン酸(HA)と抗原オボアルブミン(OVA)から成るHA-OVAコンジュゲート体を作製し、がん細胞にHA依存的に取り込まれることが分かった。また、HA-OVA処理したがん細胞とOVA特異的免疫細胞との間で強力な免疫応答が観察された。こうした結果よりがん細胞の表面上にOVA抗原が提示されている、つまりがん細胞の抗原性の改変が行われていることが証明された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チェックポイント阻害剤等による免疫抑制が解除されたのち、実際に腫瘍を縮退させるのは患者がもともと体内に持っている免疫力、つまり細胞傷害性T細胞(CTL)の力である。CTLが十分に能力を発揮させるための技術開発は、がん免疫療法を次のステージに発展させる鍵と考えられる。その中で、本提案の抗原性改変技術はがんワクチンに対する新たな戦略の一つになり得ると確信している。
|