研究課題/領域番号 |
18K12087
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
柿木 佐知朗 関西大学, 化学生命工学部, 准教授 (70421419)
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研究分担者 |
伊井 正明 大阪医科大学, 研究支援センター, 講師 (10442922)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人工血管 / ペプチド固定化 / ePTFE / チロシン酸化 / 血管内皮細胞 / 内膜組織再生 / ペプチド / 固定化 / 内膜様組織再生 / ポリテトラフルオロエチレン / インテグリンリガンドペプチド / マイケル付加反応 / 安定化 / 表面解析 / 血小板粘着性 / リガンドペプチド / 内膜再生 / 抗血栓性 |
研究成果の概要 |
本研究では、超小口径人工血管の長期開存化を見据えて、臨床実績の豊富な延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製人工血管へ安定かつ簡便に機能性ペプチドを修飾できる基盤技術の開発に取り組んだ。独自に開発した(Tyr-Lys)3アンカーを介してフィブロネクチン由来ペプチドをePTFEに極めて安定に固定化することに成功した。そして、ePTFEにペプチドを固定化することによって、培養系における血管内皮細胞の接着性の向上と、ラット頸動脈移植モデルでの血管内膜様組織の再生促進に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、チロシン-リジンでなるアンカー配列の酸化という極めて簡便な方法で、化学修飾の困難なePTFE表面に生理活性ペプチドを安定に固定化することに成功した。人工血管に適応できるテフロン修飾法はこれまでにほとんど例がなく、本研究の成果は学術的・社会的意義が大きい。また、本法でフィブロネクチン由来ペプチドをePTFEに固定化することで、血管内皮細胞の接着と内膜様組織の再生を促進することができた。ePTFE人工血管は内膜再生の遅延や遅発性血栓症が問題とされており、本研究の成果を利用すればこれら課題を一挙に解決できるものと期待される。
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