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細胞膜由来小胞の作製とドラッグデリバリー担体としての利用

研究課題

研究課題/領域番号 18K12093
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関富山県薬事総合研究開発センター

研究代表者

小木曽 英夫  富山県薬事総合研究開発センター, その他部局等, 副主幹研究員 (30466734)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード細胞膜 / 自家がん細胞 / ドラッグデリバリー / ターゲッティング / 抗がん剤 / ナノ粒子製剤 / 自己親和性 / 細胞選択的 / がん細胞 / DDS / 薬物送達 / 自家癌細胞
研究成果の概要

自家がん細胞由来細胞膜を取得し、これをナノ粒子製剤にコートすることにより、がん細胞の自己親和性を利用したターゲッティング効果を得る目的で、その作成方法を検討した。その結果、抗がん剤担持ナノ粒子の作製方法と、このナノ粒子に細胞膜をコートする方法を確立した。しかしながら、このナノ粒子製剤は、自家がん細胞のみならず、正常細胞にも取り込まれた。すなわち、これまでに最適化した作製条件では、十分な細胞選択性を有するナノ粒子製剤は得られていない。自家がん細胞選択性を付与するために、非特異的接着因子の影響を低減させるなどの、さらなる改良が必要であることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

すでに臨床で用いられている低分子抗がん剤は、一定の効果があるものの、副作用が強く、そのため投与量を制限しながら利用されており、十分な制がん効果が得られていないことが問題とされている。このため副作用を低減しながら効果を高めることのできるドラッグデリバリーシステムがひとつの解決法と考えられており、本研究の成果は、新しいドラッグデリバリーシステムの可能性を示すものであり、効果的な抗がん剤ナノ粒子製剤の開発の足掛かりになる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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