研究課題/領域番号 |
18K12105
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
|
研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
山田 憲嗣 広島工業大学, 工学部, 教授 (70364114)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | DNA / リポソーム / 光ピンセット / 低侵襲手術 / レーザ操作 / ナノ / フォトニクス / 低侵襲治療システム / 内視鏡 |
研究成果の概要 |
フォトニックDNAナノマシーンを利用した超低侵襲ドラッグサージェリーシステムの試作を行い,システムの特性や性能を評価する基盤技術を確立した。 また、フォトニックDNAナノマシーン含有リポソームの設計・試作を行い、フォトニックDNAナノマシーンを含有したリポソーム作成技術を確立した。 さらに、光ピンセットを活用し、DNAナノマシーン含有リポソームの操作を確認した。レーザー光をリポソームに直接照射できる技術を構築したため、今後波長の異なるレーザーを照射することにより、DNAナノマシーン含有リポソームを選択的に破壊し、術部の患部に直接DNAナノマシーンを塗布することができる技術の確立につなげた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,生物学的な要素であるDNAを利用することにより,がん細胞だけでなく,微小病変の治療をより多様性をもって治療できる可能性があるところに,大きな意義を持つと考える.本研究により得られたDNAナノマシーンを含有したリポソームを患部に塗布し、内視鏡のようなシステムを通して、異なる波長を制御することにより現在行われている低侵襲手術をより正確に精密に行うことができる基礎基盤技術の確立ができた。今後、生物学的要素を利用した研究が推進され、より身体に優しくかつ精密な低侵襲手術の可能性を示せたことは、さらに加速する高齢化における治療に大いに意義のあることであり、医療費削減に大きく貢献するものである。
|