研究課題/領域番号 |
18K12110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 拓 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00404872)
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研究分担者 |
藤井 正純 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (10335036)
岩楯 兼尚 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70566554)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / 診断システム / 定量画像 / 術中モニタリング / MR fingerprinting / MRI |
研究成果の概要 |
脳腫瘍の診断は病理診断のための組織の採取が必須であるが、開頭術による生検術は必ずしも容易ではなかった。そこで、画像診断により病理組織を同定する方法が報告されているが、その手法は確立していなかった。最近報告されたMR fingerprintingによりMRI上の信号値を定量化する方法により画像から組織の同定を試みたが、同一組織であってもばらつきが大きく、この手法のみでは組織を同定することは困難であった。我々はさらに、病理組織を安全に採取する術中モニタリング法を開発し、新たな滑車神経マッピング法や顔面神経モニタリングの有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳腫瘍の診断のためには脳腫瘍の病理組織が必要である。しかし、病理組織を得るためには、侵襲を伴う手術を行わなければならない。そこで、これまで主要な画像診断機器であるMRIを用いて脳腫瘍を診断する手法が報告されている。本研究ではこれまでの方法とは異なる画期的な方法を用いて、新たな診断法の確立を試みた。今後、非侵襲的で正確な診断方法が期待される。また、安全な病理組織の摘出のための術中モニタリング法の研究は、脳腫瘍の診断に役立つであろう。
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