研究課題/領域番号 |
18K12111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
福本 昌弘 高知工科大学, 情報学群, 教授 (70299387)
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研究分担者 |
橋本 浩二 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (80305309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 秘密分散法 / 部分復元 / 医療情報 / 医療情報バックアップ |
研究成果の概要 |
広域分散バックアップした電子カルテデータは、医療情報共有、災害時の診療などにも活用できることが望まれている。これらを実現するためには、個人を特定する情報からその患者の電子カルテデータを検索し、その診療に必要なデータのみを閲覧可能にすることが必要となる。秘密分散バックアップした電子カルテデータから、特定の個人の複数の機関にまたがる情報を検索するために分散情報を部分復元できることができる。さらに、シェアの状態で(復元しないで)検索を可能とする方法を提案している。これは、秘密分散したシェア間の係数の差を比較して一致判定をすることで実現されており、従来方式に比べて飛躍的に高速な検索を可能としている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広域分散バックアップした電子カルテデータを単独の病院でのリストアのみに利用するのではなく、平時の地域医療連携のための医療情報共有、災害時の災害派遣医療チーム(DMAT)や救護所での診療などでも活用できるようにすることが望まれている。本研究では、従来方式に比べて飛躍的に高速な検索を可能としている一方で、安全性はほぼ低下していない。これにより、災害時の医療救護所等でも、安全かつ高速に被災者の医療データを診療に活用できる。
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