研究課題/領域番号 |
18K12139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
谷川 ゆかり 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究部門付 (20344202)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | NIRS装置 / ファントム / 光学特性値 / 光学的生体模擬試料 / バリデーション / 光学ファントム / 医用生体光学 / 医療機器 |
研究成果の概要 |
NIRS装置は心理・教育分野から臨床診断まで広い分野に広がり、医療機器として日本発の国際規格が策定されるなど、装置の性能担保の需要が高まっている。この性能担保において、生体組織では再現性や均質性に欠けるため、生体模擬試料(ファントム)が用いられている。このファントムには、従来、ポリアセタールなど硬い樹脂が用いられてきたが、樹脂同士あるいは光プローブとの接点に空隙が生じてアーティファクトを生じる等の問題点がある。そこで本研究では、この空隙の影響を軽減できる柔らかい素材を用いたファントムの作製法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NIRS装置は、麻酔科や脳外科での臨床応用のみならず、心理・教育など広範囲で応用されている、生体の酸素飽和度変化を簡便に計測できる機器である。機器の性能試験や解析プログラム検証において、生体は再現性が低く、安定性が低いため、光学的生体模擬試料(ファントム)が用いられている。従来用いられてるファントムは、ポリアセタールなどの比較的硬い樹脂が用いられているが、光プローブの設置の際に空隙が生じ、アーティファクトが生じる等の問題があった。
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