研究課題/領域番号 |
18K12149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
高橋 智 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 准教授 (20236277)
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研究分担者 |
金澤 右 川崎医科大学, 医学部, 教授 (20243511)
呉 景龍 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 教授 (30294648)
楊 家家 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 助教 (30601588)
呉 瓊 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 客員研究員 (40762935)
濱崎 一郎 岡山大学, 大学病院, 講師 (50600532)
江島 義道 岡山大学, 自然科学研究科, 客員教授 (60026143)
早見 武人 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授 (60364113)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 両眼立体視 / 立体視不全 / VDT / 近業作業 / 運動協応 / 回復 / 単眼立体視 / 近見 / 機能回復 |
研究成果の概要 |
本研究は,眼科疾患のないVDT(Visual Display Terminals)作業者と若年者に両眼立体視不全が起きやすい事実を,行動学的,認知科学的手法を用いて究明し,機能回復方法を見いだすことを目的に行ったものである. 両眼視簡易検査器(OPUS OF II)を用いた大規模検査によって、若年者の6割近くが両眼立体視不正解者に該当することが分かった。また奥行き弁別において、単眼奥行き手がかりの影響を受けやすい被験者が不正解者に多く、そのうち繰り返し実験で正しく奥行きが判断できるようになる被験者がいることが分かった.このことから、被験者に応じた訓練を実施することが重要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急速なIT化によって若年者から高齢者までVDT作業が日常化し、眼精疲労、肉体的・精神的疲労が大きな社会問題になっている。本研究は、視線移動、焦点合わせの両眼協応作業を必要とする両眼立体視の、特に若年者の機能回復を目指し、両眼立体視不全となる原因を解明しようと行ったものである。奥行認知に関係する手掛かりの影響を受けて正しく奥行きが判断できない被験者に対して繰り返し検査を実施することによって回復することが明らかになったことから、適切な回復方法を調査し実施することによって、VDT作業に伴う問題を解決できる可能性があることが分かったことは学術的、社会的に大きな意義がある。
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