研究課題/領域番号 |
18K12160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
渡邊 さつき 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30796016)
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研究分担者 |
田中 雄一 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10547029)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 発作検知 / てんかん発作 / 動画像解析 / 強直間代発作 / てんかん発作検知 / てんかん / 発作自動検知アルゴリズム / 動画像 / 発作アラート |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、動画像解析を用いたてんかん発作検知・記録・アラートシステムの実現であった。 研究実施期間内に、病棟で実施されている約5日間に及ぶ長時間ビデオ脳波検査のデータを83人分取得した。取得したデータを、特許取得済みの強直間代発作(いわゆる全身けいれん)の検知アルゴリズムを用いて解析し、その精度や誤検出の原因について検証した。学術論文として投稿準備中である。 本研究では、自宅や入所施設などでも利用できるシステムを目指している。県内企業に依頼し、発作検知デバイスの試作品の製作を行った。試作品テストの結果、パソコン性能の見直しやプログラムの改良が必要であることが判明したため、修正作業を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
てんかんは100人に1人が罹患する神経疾患で、全身けいれんをおこすことは多い。全身けいれんの際には脳や呼吸・循環器系への影響が大きく、発作時の素早い介助や症状観察が重要である。しかし、睡眠中など患者や家族が気づかない間に発作になっていることがあり、発作の自動検知のニーズは大きい。本研究では全身けいれんをビデオ画像のみで自動検知することに成功した。リアルタイムにてんかん発作を検知し、同時に、動画像からてんかん発作と判定された部分を自動的に切り出し保存することで、医師の診断の支援や、介護者の負担軽減を図るシステムが実現されると考える。今後は、自宅でも使用可能な小型デバイスを開発していきたい。
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