研究課題/領域番号 |
18K12411
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山根 典子 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (70319391)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 超音波 / 発音 / 調音運動 / 英語 / 舌 / 模倣 / アルトラサウンド / ビジュアルフィードバック / トラブル音 / 日本語母語話者 / ピッチ幅 / 観察学習 / ミラーリング / 発音学習 |
研究成果の概要 |
日本人英語学習者のトラブル音の研究については豊富な文献が見つかるが、主に知覚学習の成果に関するものであって、発音における舌の運動制御能力に ついては未だ明らかになっていない。臨床言語研究の分野ではアルトラサウンド(超音波)が用いられ、自分の舌の運動をリアルタイムで観察しビジュアルフィードバックを受けることで、調音の制御能力が向上することが報告されている。本研究ではこの技術を日本人英語学習者に応用した。明示的な指導をしつつ舌の観察学習に導くことにより、調音の制御能力が向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語にはない英語の音、例えばLやRの発音は知覚訓練によってある程度改善されるが、膨大な訓練時間が必要である。本研究では、聴覚に加えて視覚刺激を加え、モデルの顔の横から舌の動きを可視化して埋め込んだオーバーレイ動画や、自分の舌のアルトラサウンド映像をリアルタイムで観察しつつ、モデルの舌の動態を模倣する短期間の練習の効果が確かめられたことから、新たな発音の学習法として注目を集める可能性が高い。また舌や口に深い関わりがあるとされている話者の手のジェスチャーの模倣学習への応用も期待される。
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